satymale’s diary

日々の忘備録

見やすさと描きやすさを両立した電子ノートはまた二年後のお楽しみ

 前機種WG-S50より約2年。11/14に最後の課題であるディスプレイの見辛さを改善する電子ペーパーディスプレイを採用した電子ノートWG-PN1が発売されると10月中旬頃発表があり、ついにこの日が来たか!と胸を弾ませSHARP公式WEBサイトを開きました。Apple Watch Series 5でディスプレイ常時点灯できるようになり目を動かすだけで時間が把握できるようになったとアピールされているように、電子ノートにおいても書いている事を読もうと目を移すと省電力モードになっている、というのは兎に角ストレスでWG-S50からディスプレイ自動オフ540分が設定できるようになり改善しましたが、今回ディスプレイ自体が変わった事によって仕様が大きく変更されWG-PN1でそれが出来なくなっているとしたらという一抹の不安がありました。公式WEBサイトやニュースを探しても一見なんのアピールにもならないようなその仕様についての記載は当然の如く見当たらず購入は博打でしたが、着ない洋服を捨てられずクローゼットが溢れて着たい洋服が埋もれ皺になり探すのに時間がかかるけど、でもいつか着るかもしれないから残すみたいな機能追加一辺倒の流れを辿らず、潔くWG-S50でただの一度も使わなかったデスクトップモードをWG-PN1で廃止したSHARPの電子ノート開発陣を信じ、例のごとく当日配達してくれるヨドバシカメラで予約・購入しました。
 Amazon電子書籍リーダー Kindle PaperwhiteSONYウェアラブルバイス SmartBand Talkなどが私が使った事がある電子ペーパーディスプレイを搭載した機器ですが、それらからしてWG-S50やiPad Pro + Pencilのような書き心地は無理だろうと予想しており覚悟もしていましたがやはり書き心地についてはそれらと比べると劣りワンテンポ遅れて線が表示されます。書き始めが特に遅く連続で書いているうちに追従性が上がってくる印象です。表示が遅れるだけで書いた位置はきちんと認識されているので書き始めの線自体が抜け落ちるというようなことはありません。他の手書きできる電子ペーパ端末のRemarkable、DPT-RP1/CP1、BOOX Noteは購入していないため実際の書き心地の比較はできませんがそれらの端末の2~3分の1の価格でこの書き心地であれば十分ではないかと思います。電子ペーパディスプレイの表示自体の書き換えに時間がかかっているのか全体的に操作の後に遅延が入ります。例えばノートにおいて良く行う操作である消しゴムとペンの切替も例外ではなく、切替に1,2秒遅延が入ります。この切替の間に書いたり消したりした操作自体は認識されてはいますが表示には反映されない状態となり、切替が完了した後に一気に表示に反映されます。慣れてその表示遅延を頭でイメージ出来れば支障はないと思いますがWG-S50ではそこに遅延はなかったのでWG-S50を使用していた人には大きく違和感を感じる部分だと思います。私がベンチマークとして使っているノートを30頁めくるのにかかる時間についても、WG-S50の約7.5秒に対しWG-PN1は約29秒と大きく溝があります。
 一方で、UIなど洗練された部分もあります。WG-S50ではスケジュールとノートを切り替える際、必ずホーム画面を経由しなければなりませんでした。例えばノートを書いている途中でスケジュールを確認したい場合は、[ノート]→[ノートホーム]→切替タブ→[スケジュールホーム]→[スケジュール]というルートを辿らなけばなりませんでしたが、WG-PN1では画面最下部に切替メニューが物理的に常に表示されているため、[ノート]→切替メニュー→[スケジュール]と開いているノートとスケジュール間を直接切り替えることが出来ます。またTODOも電子ノート側で処理できるようになりました。WG-S50ではTODO機能はないのでその日に行うタスクを書き出し次の日は次の日の頁に前日完了していないタスクをコピー&ペーストで移すというやり方を行っていましたが、このTODO機能を使えば完了分は完了頁に一括で移せるのでだいぶスマートに管理出来るようになったと思います。
 WG-S50で画面の見辛さ以外での不満点はなかったのですがこうしてより良くなるように世代を経るに従い細かい改善を地道に続けて発売してくれるのは嬉しいです。道具は大きく変化しないのが鉄則だと思います。QWERTYキーボードのように効率が悪いとされていても変わらなければ人間の方がそれに適応していきます。流行などによってAndroidスマートフォンのように縦横比が変わったりWindowsのように大きくUIが変わるとまた1から適応しなおしとなります。その道具を使いこなせるようになってもまた1からやり直しになるのではないかという危惧が芽生え、その道具を使い続けようという気持ちがなくなります。WG-S30から使い始めましたが変わらずSHARPの電子ノートを買い続けるというのはそういう所から来ているのだと思います。
 11/14から約1週間実際に仕事で使用して実用に耐えうるのか試してみましたが一人で使用する分には問題ありませんでした。ただ他の人に見せながら説明のために書く場合はやはりペンと消しゴムの切替の遅延の部分で話が止まってしまうので使いづらかったです。ペンと消しゴムの切替は頻繁に使用する部分なのでソフトウェア側でチューニング出来るのであればファームウェアアップデートを期待したいところです。
 画面の見やすさは抜群に良ので私はWG-S50から乗り換えてWG-PN1を持ち歩くことにしましたが描き心地を重視する方はWG-S50のままの方が良いかもしれません。WG-PN1とWG-S50を両方の良さを備えた完成形の電子ノートはまた二年後のお楽しみですね。

f:id:satymale:20191125050109j:plain 左:WG-PN1 右:WG-S50

f:id:satymale:20191125050114j:plain 斜めからの見易さが格段に上がっています。

仕様

機能 WG-PN1 WG-S50
ノート(最大合計) 5,000頁 5,000頁
スケジュール帳(最大合計) 1,000頁 1,000頁
TODO 1,000頁 なし
CPU 非公開 96MHz
ディスプレイ 6型/600×800ドット/電子ペーパーディスプレイ 6型/600×800ドット/メモリ液晶
外寸(幅) 114mm 111mm
外寸奥行 157mm 155mm
外寸(厚さ) 10.4mm 9.9mm
質量(本体のみ) 約210g 約215g
質量(専用カバー、ペン) 約75g 約70g
電源 リチウムイオン充電池 リチウムイオン充電池
使用時間 約10日 約30日
発売日 2019年11月14日 2017年10月13日
図形描画
コピー&ペースト
デスクトップモード なし
スタンプ 240種類 120種類
ワンタッチ頁書き出し ×
消しゴム範囲表示 ×
消しゴム(ノート名)

電子ノート全般

筆圧で線を描くのですが付属のペンは細い上に短いので力を入れづらく書きづらいので長さ太さ共にちょうど良いハイテックコレトのタッチペンユニットが描きやすくてお勧めです。もう二年ぐらいこの組み合わせで使用しています。特に社会人だと電子ノートでペーパレス化してもボールペンで名前を書いたりするのでボールペンと付属ペンを持つより物を減らせます。

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電子ノートの収納としてウェストバッグを使用しています。隙間時間で物事を考えたりする時にスマートフォンでは中々考えづらいところがあります。手書きで色々と書いてこそですが使いたい時に手元にないのでは意味がありません。仕事でも使えるポーターのフリースタイル・ウェストバッグがサイズ的にちょうど良いです。財布と電子ノートを入れても嵩張らずにすっきりと持ち歩けます。

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F# 署名ファイル

意味が分からなくてハマったので覚書。

Hoge.fsi、Hoge.fsといったように署名と実装のファイル名が一致していないと、下記のようなエラーメッセージが出てうまくビルドできない。

The signature file '※ここにファイル名' does not have a corresponding implementation file. If an implementation file exists then check the 'module' and 'namespace' declarations in the signature and implementation files match.

このページが無かったら絶対に分からなかった。。 github.com

...スッキリして実践F#見直したらP355に書いてあった。orz

各実装は個別のファイルに記述して、署名は1ファイルで俯瞰して見れたら便利だと思ったのだけど、それをやろうと思ったら実装ファイル1つにしないと無理なのか・・・(コンパイラオプション--sigで1ファイルに出力されるからてっきり出来るのだと)

生存報告

 約1年超更新が止まっていましたが、またメモを兼ねてブログを更新いきたいと思います。ちょうど、ブログの更新が止まった去年の2月から暗号資産(仮想通貨)のトレードを始め、人間が都度状況を判断しトレードを行う裁量トレードを4ヶ月、その後、6月からプログラムに従って自動でトレードを行うシステムトレードに切り替え、ブログの更新そっちのけで開発を行っていました。自作のライブラリもだいぶん揃い、システムが安定して運用できるようになったので(損益はまだまだですが)、時間が出来てきました。今後はよりより方法への改修がメインになるため、その試行錯誤を後から見返せるように記録していきたいと思います。

ポメラの肝はMenuにあり。

 電子ノートはラフな図を手早く描く事ができるため頭の中を整理することには向いてはいますが、情報をまとめて後から参照できるようにするという用途には向いていません。7インチの画面サイズによる一画面当たりの情報量の少なさ、文字検索が行えないことが大きな要因です。ですので、最終的に後から参照したい情報というのは、ブログに投稿したり、パソコンで別途テキストとして書き出すことになります。Transbook T90chiは8.9インチの画面、750gの重量で出張先で趣味の開発をVisual Studioを立ち上げて行う事ができる素晴らしい端末ですが、それだけのものを動かせるスペックがあるためバッテリーの消費が激しく、スリープモードにしていてもこまめに充電する必要があります。だからといってバッテリー消費を押さえるためにシャットダウンを行えば、起動に時間がかかりメモを取りたい時にすぐ取れないという不満が残ります。そこで電子ノートとは方向性が異なる電子メモに特化したポメラPomera DM200の購入に至りました。
 使い始めて端々に感じるのがいかに思考を妨げずに文章が書けるかそこにかけられた情熱です。ショートカットの割り当ても細かく、欲しい情報にすぐアクセスできストレスが全くありません。この言い回しは正しいのだろうか?と疑問に思ったら、Alt+F8ですぐに国語辞典が開きます。検索欄には既にフォーカスがあるため、文言を入力するだけで調べられます。入力した端から絞り込まれ検索ボタンを押すといった一手間さえもありません。また全画面表示モードもあり、時刻やバッテリー、ATOKのモード等の情報がいっさい目に入らず表示されているのは文章のみという徹底ぶりです。Visual Studioにも全画面表示モードはありますが、メニューバーまでは非表示になりません。文章間の移動に関しても、アウトライン機能のおかげでスムーズに行えます。Markdownライクに#を文頭に置く事でアウトラインを作る事ができ、こういったちょっとした事でも違和感が少なくなるよう配慮されている事に嬉しくなります。
 使えば使うほど考え抜かれた設計に舌を巻くばかりですが、このような快適な操作性はどこから来るのでしょうか。それはキーボードのみでの操作を前提に設計されている点にあると感じます。特に物理的なMenuキーとそれを起点に展開されるメニューが秀逸です。メニューの構成が良く練られており、最上位の項目に下位のメニューを含むような項目はありません。それによって左右のメニューの移動は常に左右の矢印キー1つで必ず移動する事ができます。そしてどのような操作を行おうともMenuキー1つで文章画面に戻ることが可能です。これほど思った通りに何の思考の躓きなく操作できる端末はそうそうないでしょう。操作していて心地よさすら感じてきます。そんなポメラに影響されて最近ではWindowsパソコンでもタスクバーを自動で非表示にするようにしました。何事もやってみないと分からない事ということがありますが、ポメラほど買って触ってみないと分からなかった端末は初めてです。

初期セットアップメモ

・[設定]-[ファイル管理]-[オートセーブ]:しない→する
・[設定]-[ファイル管理]-[アウトライン見出し]:.→
・[表示]-[全画面表示]:(全画面表示へ)
・[表示]-[白黒反転]:(背景白→背景黒へ)
・[書式]-[ATOK入力設定]-[入力スタイル]:MS-IMEATOK
・[書式]-[文字設定]-[行間]:1/4→1/2

よく使うショートカットメモ

・Alt+F2…本体情報:バッテリー参照
・Alt+F5…QRコードスマホへ転送
・Alt+F8…国語辞書
・Alt+Enter…全画面表示

子供に教えたい。目的と目標の違い。

主上のなさったことを見れば、そうだ、と思う。国は傾く、ならばその傾きを止める人材が必要なのだし、それだけの人材を育てるにも、要所に配するにも時間がかかる。国を憂うなら用意をしておくべきだったと、いまになればあまりにも明らかなのですが、当時は不思議なほど、それを考えてみることがなかったのです。予測はしていたのに、その先は、存在しないかのように念頭になかった」小説 十二国記シリーズの黄昏の岸 暁の天の中の台詞です。 現実でももっと早く準備していれば良かったというような場面はあります。私はSE/プログラマをやっているのでいずれはチームのリーダを任される事もあるかもしれないですが、今からマネジメントやプロジェクト管理について学ぶかというと、もっと直近で学びたいを優先して後回しにしてしまいます。性格でいえば私は飽きっぽいのでしょう。PS4を今年の4月に買いましたが何個かのソフトウェアはクリアせずに積んだままになっています。一方、趣味で社内システムを開発していますが、これはドメインについて学んだり設計手法を学んだり設計書を記述するためのDSLを作ってみたりと本筋から逸れたことをしたりもしていますが約2年もの間、プライベートな余暇を使ってコツコツと開発をしていたりもします。とはいえ今作っている社内システムも一度は挫折しています。当時は同じ会社の同期とSkypeを使って相談しながら進めていましたが、モチベーションが保てずに途中で解散してしまいました。なぜ同じ物を作るにしてもこのようにモチベーションが長く続く時とそうでない時があるのでしょう。
 疑問に思っていた事は1冊の本と出会った事で解決しました。ザ・コーチという本です。ザ・コーチは仕事にやりがいを感じれない営業の主人公が目標の達人である第一線を退いた老紳士から様々な指南を受ける事でやりがいを取り戻していく自己啓発本のような小説です。その中で”目的”と”目標”の違いについて述べられており、正しい目標を立てる事で様々な恩恵が得られる事が書かれています。恥ずかしながら今まで目的と目標の違いについて考えた事などありませんでした。ザ・コーチ曰く、目的とは「成し遂げようと目指す事柄」、目標とは「目的を達成するために設けた目印」と目的がまず始めにあり、それに向かう道のりの途中の地点の目印として目標があると説いています。このような明らかに意味合いが異なる概念を同一視していたとは、私は今まで何をやっていたんだろうという気持ちです。私の例でいえばモチベーションが保てなかった勤怠システムの開発は勤怠システムを開発することが目的であり目標になっており、2年もモチベーションが続いた勤怠システムの開発は「定時で仕事を終え、家族との時間、プライベートの時間を楽しみたい」という私の心から生じる目的があり、それを達成するための目標として勤怠システムをつくっているという違いです。人にはそれぞれがそれぞれに心から望む物があり、それを共有できずに報酬もでない趣味の開発に貴重な余暇を費やす事など、確かに出来ようはずもありません。サイモン シネックの「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」で語られている「人は”何を”ではなく”なぜ”に動かされるのです。何をするかは信じることを示す限りにおいて意味を持つのです。」の通りです。 目的はその人の信念や欲求から形作られるものです。つまり周りから与えられる/押しつけられる目標は、誰かの目的のための目標であるということです。それは会社であったり上司であったり親であったりと様々です。その事をハッキリと意識するようになってからは、”気分が乗らない”と感じた時これは誰の目的のために行われている事か?という事を考えるようにしています。そして自分の目的と照らし合わせて利用できる所は利用するようにしようと心がけています。利用というとあまり良くない印象ですが、相手から見れば協力している事には変わらずWin-LoseからWin-Winに変わっただけです。
 冒頭の十二国記の台詞で語られている主上(国王)は目的から逆算したゴール(最終的な目標)を設定しそれを実現するための要素を明らかにして実際に行動を起こしていました。このような人は周りからみると先が見えている人のように見えるのでしょう。さらに少しでも行動を起こせばその人は新たな気づきが得られます。そして必要な要素を取得して行く事で成長しゴールへと近づく事ができます。自分の目的を達成するためにどのような要素(知識、能力、道具)が必要で、それを身につけるために目標をたてて実際に行動するという事を習慣づけるために、電子ノートのフォームを作りました。隙間時間がある時にちょこちょこ記入して細分化しています。記入した物は印刷して机の前のコルクボードに貼っていつでも確認できるようにしています。
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 私事ですがもうすぐ初の我が子が産まれます。今になって振り返ると学生の頃は宿題をする事やテストで良い点を取る事が”目的”になっており”目標”として意識できていないために、嫌々取り組む事になっていたのだと今になって分かりました。仕事で後輩の目標設定をサポートするのと同様に子供の目的を共有して上手く目標設定してあげれたら良いなと思っています。

電子ノートWG-S50のディスプレイオフ設定9時間が秀逸

仕事で電子ノート(WG-S30)を使っていると、ほぼ確実に興味を持って声をかけて下さります。やはり手書きという自由なアウトプットはそのままに、持ち運びや枚数といった物理的な制約を電子化する事で解決したいと思っている人は少なからずいるようです。 私もそう思い電子ノートを購入した人で、今ではプライベートも仕事でも常に持ち歩いているほどなくてはならないものになっています。

ただ不満に思うことがないわけではありません。画面が暗いとか、コピー&ペーストができれば楽だなと思うことが多々ありました。WG-S30が発売された後、RemarkableやDPT-RP1など魅力的な製品が世の中に出てきて、製品ページやレビューを見て悩む時間が増えました。ただいずれも価格が6万以上と高く個人で購入して仕事でガシガシ使う事を考えると購入は躊躇われました。

そんな中、9/13にコピー&ペースト機能が搭載された後継機WG-S50が発表されました。妻にはほとんど機能が変わらないのに買うのは勿体ないと言われましたが、スペックからは見えない実際に使っているからこそ分かるこの機能の有り難みがあります。独身ならばコピー&ペースト機能がついただけでも即買い換えるのですが、今はお小遣い制の身。2万円はそうポンポンと出せません。SHARPの製品ページに改善点として”CPUの速度が2倍”、”デスクトップモード”、”ノートの最大合計ページ数が約1.6倍”、”図形描画”があげられていましたが、CPUの性能向上に伴って書き心地がより良くなっているのかどうかが気になるぐらいで、他の機能はあまり魅力的には感じません。価格が下がってきた頃に買うかと思い始めていた時、デスクトップモードの詳細ページを眺めていると、注釈で小さく書かれている文言を見つけました。

「充電中以外は、省電力設定で設定した時間(最大540分)で電源が切れます。」

電子ノートを使っている中で、地味に不満だったのが最長でも20分でディスプレイがオフになることです。紙の良さは”いつでもそこにあって、すぐに書ける”ことです。 書きたいなと思った時にディスプレイがオフになっていると、それだけで一旦思考を中断して電源を入れるという行為を挟まなければなりません。ノートという道具としてこの点に不満に感じるのは、今ほど性格も体型も丸くなかった若い頃に読んで衝撃を受けた、上野 学氏の「Modeless and Modal」の影響が大きいかもしれません。モードという概念を知ってから、モードがない、気にならない道具を好むようになりました。電子ノートを記入”モード”にするには電源をオンにしなければなりませんが、9時間放置しなければディスプレイがオフにならないのであれば、実用上それはモードがないのと同義です。スマートウォッチよりソーラー発電の電波時刻合わせの腕時計を好むのも同じ理由です。9時間という時間設定は所定労働時間+1時間の残業を意識しているのかなと感じます。デスクトップ”モード”という発想が先にありディスプレイオフの時間を9時間に延ばしたのか否かは開発者のみぞ知るところですが、ディスプレイ時間のオフ時間が延びたのは私にとっては最高の改善点となりました。

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左:WG-S50 右:WG-S30。写真だと分かりづらいですがかなり塗装はげしています。

道具として道具らしくなったWG-S50を当日配達してくれるヨドバシカメラで購入しました。CPUの性能が2倍になった効果はページめくりの速さに現れています。ノートを30頁めくった際にかかる時間はWG-S50が約7.5秒、WG-S30が約12.5秒です。その他全体的に反応が良くなっています。書き心地についても大きめの文字を書くときは特に違いは感じませんが、小さく漢字を書くときに随分と書きやすくなったと感じます。

コピー&ペースト機能はやはり便利です。今まで不便だったタスクの管理がやりやすくなりました。本日行うタスクを書き出して出来なかった分を次の日のタスクに転記するという具合です。その日に完了したタスクが実績として日々残っていくので後からこの日何していたかな?と思った時にすぐに分かります。WG-S30を買った初期の頃はタスクリストという日々の実績ではなくマスタ的な管理を行っていましたが、完了していないタスクが複数の頁に散在する状態になり破綻してしまいました。

少し話が逸れますが、最近タイムマネジメントの本を読み仕事の質の向上に取り組んでいます。標準的な成果を出す社員は、大きなタスクを捌かなければならない時に、30分の隙間時間じゃ大して捗らないと考え2時間や3時間などの纏まった時間を確保しようとするそうです。では30分などの細切れの時間には何をしているかというと、成果に直結しない暇つぶし作業で時間を潰すそうです。私も悲しいかな心当たりがあるので、体感時間と実時間の差をきちんと認識出来るよう作業を始める時にストップウォッチで計るよう習慣づける事にしました。集中してきたなという時に見てみると5分しか経っていない事があったり、そんなに時間が経っていないと思っていたら1時間経っていたり如何に曖昧な時間感覚で仕事をしていたかという事に気づかされます。計測した時間をタスク毎に記録して、もっと効率良くするにはどうすれば良いか考えるためにタイムマネジメント用のフォームを作りました。フォームを簡単に作って使えるのは電子であることの利点です。紙ノートであればいちいち手書きでフォーマットを作るか印刷して記入するかになります。 このフォーム用の画像は、シャープ公式のユーティリティツールで、電子ノートに取り込んで使う事が出来ます。

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以上、纏まりなく長々と書きましたが、WG-S50はこれから電子ノートを購入を検討している方にとってコストパフォーマンスの良い選択肢です。2013年1月18日に発売された初代WG-N10からWG-N20、WG-S20、WG-S30と経て、機能的に成熟したと感じます。残りの課題はディスプレイの見辛さでしょう。それが改善された次の新型が発売されるのを楽しみに、私はフォームでより記入する手間を減らせないか試行錯誤するのを楽しもうと思います。WG-S30は私が使っているのをみて妻も使ってみたくなったようで引き続き頑張ってもらうことになりました。



仕様

機能 WG-S30 WG-S50
ノート(最大合計) 3,000頁 5,000頁
スケジュール帳(最大合計) 1,000頁 1,000頁
CPU 48MHz 96MHz
メモリ液晶 6型/600×800ドット 6型/600×800ドット
外寸(幅) 111mm 111mm
外寸奥行 155mm 155mm
外寸(厚さ) 9.9mm 9.9mm
質量(本体のみ) 約210g 約215g
質量(専用カバー、ペン) 約50g 約70g
電源 リチウムイオン充電池 リチウムイオン充電池
使用時間 約30日 約30日
発売日 2015年10月16日 2017年10月13日
図形描画 ×
コピー&ペースト ×
デスクトップモード ×
スタンプ 40種類 120種類
ワンタッチ頁書き出し ×
消しゴム範囲表示 ×
消しゴム(ノート名) ×

※外寸は専用カバー除く
※使用時間は、ノートの記入40分、ノートの表示80分で1日2時間使用の場合

データ移行の方法

古い電子ノートのデータは以下の方法で簡単にまるごと新しい電子ノートに移せます。

古い電子ノートのデータをエクスポート
  1. ホーム画面の左下にある「連携」→「バックアップファイルの作成」を選択。
  2. バックアップ後、古い電子ノートをパソコンにUSBで接続。
  3. 「連携」→「USB接続モード」→「接続」を選択。
  4. パソコンから電子ノート内の「BACKUP」フォルダ内にある「enote.bkup」をパソコンにコピー。
  5. 電子ノートの画面に表示されているUSB接続モードの「キャンセル」ボタンを選択。
新しい電子ノートにデータをリストア
  1. 電子ノートをパソコンにUSBで接続。
  2. 「連携」→「USB接続モード」→「接続」を選択。
  3. パソコンから新しい電子ノート内の「BACKUP」フォルダにパソコンの「enote.bkup」をコピー。
  4. 電子ノートの画面に表示されているUSB接続モードの「キャンセル」ボタンを選択。
  5. 「連携」→「リストア」を選択。

シャープ 電子ノート ブラック WG-S50

シャープ 電子ノート ブラック WG-S50

※上記の本はPrime Reading対象なので個別に購入するよりは、月々325円のAmazon Prime会員になった方が、他の本も合わせて読めるのでお得です。

TourtoiseGitからSourceTreeに戻りました。

以来、しばらくTourtoiseGit使うようにしていたのですが、いまいち使いづらいのでどうにかしてSourceTreeを使えないか調べてみました。 すると以下サイトにSourceTreeの設定ファイルの消し方が記載されており、早速、該当ファイルを削除して再インストールしたら問題なく使えるようになりました。

How to Wipe SourceTree Preferences - Atlassian Documentation

1.Make sure SourceTree is closed
2.Make sure the files are backed up in the following folders before removing the files
3.Remove files “bookmarks.xml”, “opentabs.xml”, “userhosts” in C:\Users\\AppData\Local\Atlassian\SourceTree\
4.Remove file in C:\Users\\AppData\Local\Atlassian\SourceTree.exe<random_string>\<version_number>\user.config
5.Open SourceTree again to test if it worked or not.