satymale’s diary

日々の忘備録

婚活はいかに今の自分に合う相手に出会えるか

最近、知人の30代の男性、女性共に婚活している人が、結果が出ないので、1人で生きて行く方にシフトすると言っていました。 別の40代女性では、周りが結婚したいと言っているのを聞いて、何故結婚したいのか分からないと言っていました。

結婚しない選択もありだと思います。 でも結婚したいのに婚活の辛さに耐えきれず諦めてしまうのであれば、必ずこの人だと思う人が現れることを諦めないで欲しいなと思います。

私の婚活

私が婚活を始めたのは20代後半になってからで、婚活に選んだのはFacebookと連動するスマホ向けのアプリもある婚活サイトでした。

ソフトウェア開発という仕事は会社によるとは思いますが、私の職場は女性が少ない環境でした。この環境で職場で出会いを求めるのは無理だろうと考え、別の婚活を検討する事にしました。

調べてみると、
①「街コン」
②「月額が安い自分で頑張る婚活サイト(Facebookの婚活サイト)」
③「月額が高い担当者が付くガチな婚活」の3つがあることが分かりました。

私はあまり喋る方ではないため、いきなり初対面の女性と会話が持つかなという不安もあり、街コンは選択肢から外しました。 ガチな婚活の場合、月々、デート代とは別に一万近くと、結婚した場合の成功報酬で10万〜20万近くを払う必要かがあり、恐らく確実ではあるのだろうけど、出費が多すぎるので、「自分で頑張る婚活サイト」でやれるところまでやって無理だったら頼ることにしよう思いました。

試行錯誤

婚活サイトは、顔写真とプロフィールを載せて、異性に「いいね」を送ると相手に「いいね」された事が通知され、相手もその人の事がいいなと思う場合は、「いいね」を送り返す事でマッチングし、会話する事ができるという仕組みです。

最初の顔写真とプロフィールでは「いいね」を送ってもなかなかマッチングまでは行きませんでした。なので顔写真を出す事に抵抗はありましたが、なるべく顔が分かる写真に変えたり、プロフィールを少しづつ手探りで修正してみたりと試行錯誤を繰り返しました。

そしてようやく女性との会話が始まるのですが、元々会話が得意ではないので、途中から返事が無くなったりとか、他の男性に取られたり(突然、女性が退会したりするので恐らく)、半年ぐらいは散々なものでした。

それでも半年、試行錯誤していると会話も自分の中で話のネタ的なものも出来てきて、何人かの女性とLINEの交換をして食事をする所までになりました。

同時進行

こちらから「いいね」を送れば必ずマッチングする訳でもない事から、限られた時間の中でどうしても複数の人に「いいね」を送ることになります。 そういう婚活サイトのシステム的に時に複数の相手と同時進行せざるを得なくなります。 マッチングした人の中には、同時に複数の相手とやり取りすることを嫌う女性もいましたが、男性側としては月額料金が発生している以上、効率よく出会いたいというのが本音です。 ただ複数の人との同時進行は、色々な女性と話をすることが出来て嬉しい気持ちが先行してしまいますが、だんだんとメッセージのやり取りで相手ごとに何を話していたかなどの整合性を保つ必要があるために、最後は疲弊してしまいました。

面接

実際に会って食事をする事を婚活用語で面接というそうです。 お互い顔写真を載せていることが大半なので、大体分かっているつもりではありますが、会ってみるとやはり想像していた雰囲気と違うということに気がつかされます。 事前のLINEで楽しく話せていたので、少しおしゃれなお店でコース料理を頼んだものの、あまり会話が盛り上がらなかった時は針のむしろに座らされたようでした。

婚活サイトはやはり婚活を目的にしているので、女性の方も真剣な付き合いを考えている人が多数なのですが、中には別目的で男性と会おうとする女性もいます。 アフィリエイトの勧誘や、宗教関連、危ないものだとネズミ講の勧誘をされかけたことがありました。 ネズミ講の勧誘の時は、女性の方で行きたいお店があるということで予約をお願いしましたが、当日行ってみると二人きりではなくお店を貸し切ったパーティ会場で、貸し切った偉い人に会場に来ている色々な人が挨拶に行くという異様な光景の場所でした。社会的に何か誇れるようなものを持っていない私はとても場違いな所に来てしまったと後悔しました。そのパーティで偉そうな人から様々な成功話を聞いているうちに、成功したいならチャンスを逃さない事が肝要という事を言われて、だんだんとその気にさせられていました。 そのような状態で「明日の要予約のセミナーがあるけど、私を連れてきた女性の紹介ということであれば特別に入れてあげるよ」という事を言われ、お酒が入っていたこともあり「是非お願いします」と言ってしまいました。深夜にパーティが終わった後に、タクシーでの帰路の中で今までに起きた事を冷静に考えると何か変だと思い、女性にセミナーのキャンセルを伝えてフェードアウトしました。あのままセミナーを受けに行っていたらと思うと怖いです。

彼女らの特徴を挙げるならば、他の女性と比べて割とすぐ会おうとする、プロフィールに結婚について何も書かれていない所だと思います。 メールで話がトントン拍子に進むと嬉しいのですが、「あ、これはまずいパターンかも」と頭の片隅においておいた方が良いと思います。 そんなのに騙される訳がないと思っていても、お酒と次々と起こる様々な事に判断力を奪われてしまします。

面接に落ちる

就職活動でも同じですが、良いなと思っている人との面接で落とされるというのはかなり凹みます。 会話がつまらなかったのかなとか、容姿が思っていたイメージと違っていたのかなとか、どうしても自分の自信ない部分で原因を探してしまいます。 でも逆に自分から、自分なりの基準でこの人はないなという判断をする事もあります。

婚活サイトの難しいところは、マッチングするかは別にして良くも悪くも多くの異性と出会えてしまうという所だと思います。 もっと良い人が居るのではないかと思ってしまい、表面的な部分で「あり」「なし」を判断してしまう、されてしまう所です。

多くの人が、恐らくここで思うように結果が出ずに、諦めてしまうのではないかと思います。 自分のどこを改善すべきなのか、何が正しくて正しくないのか信じるものが揺らぎ、挫折してしまいます。

今の自分に合う相手に出会えるか

婚活においてブレてはいけないのは、良く分かりもしない不特定多数の異性の好みに合わせようとしてはいけないということです。 ここをはき違えると、上記のようにあるはずもない正解を探して自滅してしまいます。 婚活とはいかに今の自分に合う相手に出会えるかという事だと今になって思います。 自分の好みがはっきりと決まっているのであれば、逆にそれに縛られすぎないようにする事も必要かなと思います。

私はこれ以上ないくらい一緒に居て居心地の良い最高の妻に出会いましたが、初めてランチに行った時は特に何も思いませんでした。 後から妻にも聞いてみたら、妻も初対面は何も思わなかったそうです。 たまたま妻一人だけとやりとりしている状況だったので2回目のお誘いをし、一緒に動植物園を歩いた時に見せた優しさや心地よい声で徐々に好きになっていきました。 他にやりとりをしている女性が居て、2回目がなかったらきっと結婚はしていなかったと思います。 人との出会いというのは全く予想ができないものだと初めてこの時思いました。

最後に

職場に女性が少ないのでこのままでは結婚できない、と思って環境を変えるべく行動を起こしました。 今の環境で交際相手ができないのであれば、何かを変えない限り交際相手が出来る可能性は低いと思います。 同様に婚活で上手くいかなかったとしても、そこで足掻く事を止めてしまったらずっと結婚できないままです。 今の自分を認めてくれる、今の自分を良いと言ってくれる、そんな人は必ずいます。 私の婚活体験が、そんな人と出会えるように頑張るためのわずかな力にでもなれたらと思います。