生活不活発病のセミナーに行ってきた
妻の付き添いで大川弥生Drの生活不活発病のセミナーに行ってきました。
妻は先生の書籍を読んでいたそうですが私は完全に興味がなく、付き添いで参加するだけの予定で、事前の予習もせずノートも持って行きませんでした。 セミナーを聞いている中でノートを持って来なかった事を後悔しましたが、そういう素人に向けてのセミナーという事で生活不活発病とはどういうものなのかという事を知識として知っておくだけでも、このセミナーに来て頂いた意味があるとのことで、忘れないうちにメモを残そうと思います。
将来、両親の介護など考える必要があるので、知っておいて損はない知識だと思います。
生活不活発病とは
様々な要因によって、社会参加が疎遠になり、それによって日常的な活動が減り、その結果身体的な機能に支障をきたしてしまう事を生活不活発病と呼んでいるそうです。
作られた寝たきり
実際の家庭でありがちな生活不活発病が、作られた寝たきりです。
子供と同居したことにより、
- 参加:今まで住み慣れていた土地から移ることによってコミュニティから遠ざかる。
- 活動:コミュニティから遠ざかった事によって知り合いや友達が居らず、家からあまりでなくなる。
- 身体機能:徐々に歩けなくなっていく。
また、家の中でも家事等を子供夫婦が行うことにより、
- 参加:家庭内の役割分担から離れる。
- 活動:家事をする必要がなくなったので、座ったり横になってばかり。
- 身体機能:体が硬くなっていく。
と、段々と身体機能が低下していってしまいます。
生活不活発病というものがあるということを知らないために、この身体機能の低下の原因を歳を取ったからと勘違いして、改善する機会を失ってしまうという事が多いそうです。
補完的な介護より、良くする介護
上記のように何かを行う時に、代わりにやって負担を軽くする介護では、身体機能の低下を招くので、より良く行えるやり方を教えて極力自分で行えるようにするという新しい介護のレベルに入ってきているそうです。
最後に
1時間30分という短い時間の中でのセミナーということで、詳しいことは書籍を参照してくださいという形でした。 幸いにも妻が書籍を持っているので借りて読んでみようと思います。